あの場所へ
あの場所へ
念願だったあの場所へ行ってきた。

もうあれから10年・・・

山口から乗った電車はあの黄色い車両ではなかったけれど
座っただけでとってもドキドキして胸が苦しくなってくる。

仁保を過ぎ篠目が近づいてくると和賀さんの表情が
思い出されて胸が熱くなってきた。

和賀さんはどんな思いでこの風景を見ていたんだろう・・・

ついにあの給水塔が見えてきて篠目駅に到着。

降り立ったのは私たちだけ。

電車が行ってしまってから和賀さんが歩いて行ったように
ホームの先端まで歩いていく。

その場所に立ってみる。
和賀さんの慟哭が蘇ってくるようだった。
しばらくその場から動くことができなかった。

和賀さんはこの場所で「宿命」完成させたんだと思うと
涙がでそうだった。

そのあとホームから駅舎にむかう。
今西刑事と対峙した場所。

2人のやり取りが目に浮かんでくる。
本浦秀夫を取り戻した和賀さんに語りかける今西刑事。

夕闇に浮かび上がる2人の影はとっても美しかった。


帰りの電車が来るまでの1時間、さまざまな思いを
めぐらせながら和賀さんが見ていた風景を眺めていた。

ここに来れて本当に良かった。
しばらくは和賀さんを思う日々が続くだろうな。


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